今回は、社会人になって初めに教えられる言葉に『報連相』があります。これは、社員人として情報の伝達が非常に重要なスキルであることを教えられているのです。情報伝達の手段は、対話・報告書・メール等様々です。設計書・マニュアル等業務での成果物も情報伝達です。 それでは情報伝達で必要なことは何でしょう。それは、以下の3つだと考えます。
1.目的が明確であること(報告/提案/要求)
2.論理的に筋道を立てた表現/抽象的な表現を避ける(情報に根拠や裏付けを示す)
3.相手の考えを理解し配慮した表現(相手への敬意)
つまり対話であろうが文章であろうが、伝える情報(目的・経緯・自分の考え・相手の意見への理解度等)を、漏れなく分かりやすく表現することが重要という事です。そして、その根底にある自身の“知見”や“論理的思考”そして“正しい文法/語彙力”の高さが求められます。 今一度、初心に戻って自分の対話がスムーズにできているか、報告書の内容は情報足らずになっていないか、論理的でなく理解の齟齬が起きていないか、そして求められているレベル(内容)なのかを振り返って下さい。伝える相手の視点で考えましょう。決して、自己判断で伝える情報の種類や深度を決めないでください。(自分勝手な判断は致命的です)
情報伝達のスキルは、ヒューマンスキルの一部ですので、これから益々必要になってくると思いますし、当社の目指す自律人財では、お客様に評価されたい要素です。皆さん、これらをブラッシュアップするためには、読書から吸収することが一番だと私は人財育成の先生から教えられました。良書悪書ありますが、とにかく多くの文章と接しろの言葉が残っています。皆さんも試してみては如何でしょうか。