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「知っている」って「わかっている?」

皆さんは学習(研修や諸先輩からのアドバイス等)において、それは「知っている」として、学習において当該事項をやり過ごしてしまい学習の機会損失を起こしてしまった経験はありませんか?

私は「知っている」と「わかっている」もしくは「やっている」には大きな差があると考えています。

「知っている」とは、どういう状態なのでしょう。私が考えるには、

レベル0:ある事項について知らない状態

レベル1:ある事項について会話やネット等で見聞きしたことがある状態

レベル2:ある事項について基本的な事実や概念を理解している状態

レベル3:ある事項について詳細な情報を有し体系的に理解している状態

レベル4:ある事項に関する知識を実際の状況や問題に応用できる状態

レベル5:ある事項に関して新しいアイデアや解決策を創造できる状態


では「わかっている」とは、どんな常態でしょうか?「わかっている」とは、ある事項に関して曖昧な理解(不正確な情報)を明瞭(正確な情報)な理解に変えることだと考えています。

理解度1:ある事項について断片的な理解しかできていない状態

理解度2:ある事項に関して多角的に全体像を理解し、論点等を整理できる状態

理解度3:ある事項に関して知識を理解した上で、行動に繋げられている状態

理解度4:ある事項に関して知識と経験から血肉とし、他者に説明できる状態


以上のように「知っている」と「わかっている」では、その本質が違いますので、自分は当該事項についてどんな状態化を判断して言葉を選びましょう。極力「知っている」だけでは“知ったかぶり”と捉えられてしまうので、“何をどの程度、知っている”かを伝えるとよいでしょう。

また、重要なことは、「知っている」⇒「わかっている」⇒「やっている」と繋げることです。知識を得て、それを深く理解し、それを行動に応用し経験を積み上げていくことです。「やっている」(行動している)で初めて成果に繋がるのです。

最後に「やっている」の行動レベルは、以下のように考えます。

レベル1:受動行動(上司の言動を待ってから、言われたことをこなす社員)

レベル2:通常行動(自身の仕事は「やり遂げる」という意識は持っている社員)

レベル3:能動行動(自身で目的を設定して自主的に動ける社員)

レベル4:創造行動(独自の発想を出し、組織でリーダーシップを発揮しながら

そのアイデアを実現させる社員)

さて、皆さんはどのレベルですか?


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