top of page

研修を受講して成長できる人とできない人

皆さん既にご承知の通り、会社は業績を伸ばし社員の生活を守り、お客様に信頼される存在になって社員がプライドをもって生活していけるいくとを目指します。そのような会社に成長していくための一つの手段として、会社は人財育成に力を入れるのです。

人財育成と一概に言っても、資格取得報奨制度や評価制度の見える化等いくつかの施策があります。その中でも研修は社員を基礎に立ち返らせ、成すべきことの本質を改めて腑に落とさせる機会となります。ここで自身の成すべきことを理解し行動できれば、その組織は大きくな飛躍に繋がります。

さて、とは言え「研修をやっても成果がでない」等と嘆く経営者の声を聴くこともあり、研修に懐疑的な経営者さえいます。

それでは何故成果が出ないのでしょうか?私が考えるに、確かに講師やカリキュラムの出来不出来もあるかもしれませんが、やはり参加者自身が自分のことと捉えていないからだと思います。そのような社員は、「自分はやっている」と根拠もない自信やプライドを持っていて、謙虚に聞き客観的に振り返りができない方なのでしょう。実際、研修内容に腑に落とした社員でも、それを行動に移せなければ成果には繋がりません。理解して行動に移せている研修参加者は何%いるでしょうか?行動に移せても成果を出せている人は何%いるでしょうか?成果はすぐには表れませんので、行動を継続できている人は何%いるでしょうか?

しかし、即効性がある人財育成手段なんてありません。経営者はそのことを十分に理解し、社員が成長するまで続けるという気概が必要なのです。経営者と社員が会社の成長を共有し、長期的に行動し続ける会社のみが成長できると考えます。


社員の方からは、「○○○になりたい」とはよく聞きますが、「○○○になるために、今は●●●をやっている」と言う方は中々いないように感じます。「なりたい」は、ただそうなれればいいなぁくらいの感覚で、必死感はありません。○○○になると自身の人生がどうハッピーになるの(逆にこのままではアンハッピーになってしまう)かまで考えていないので、そこに辿り着くまでの計画が考えられていないのです。計画を立てるだけでも駄目です。それを実践し、うまくいかなかったら修正し、前に進んでいくことが大事なのです。必ず失敗や壁はありますので、早めに経験し乗り越えていく気力を持ちましょう。『とにかくやってみよう』精神で突き進んでいきましょう。

そして経営者は社員を信じて見守っていきましょう。また、行動を起こしている社員を正しく評価する仕組みを整備いしましょう。そうすることで、社員満足度を上げ、帰属意識を高め、組織が一体なっていけると確信しています。

最新記事

すべて表示

無(0)から有(1)を作るという事

みなさんはよく“クリエイティブ“という言葉を使いませんか?”クリエイティブな仕事“とか”クリエーター“とか、何かカッコイイ響きや未知なるものを創造している気がします。 クリエイティブな職業と聞けば、映像・音楽やイラスト等の芸術系の仕事が最初に思い浮かぶのではないでしょうか。確かに、何もないところからメロディやキャラクタを生み出したり、白いキャンパスに絵画を描いたりすることは、まさに創造で無から有が

偶然には因果関係がある

皆さんは何かしら成功者や達成者の方が『自分は運がよかった。いい人たちに恵まれた。』と成功の要因を語っているところを良く見聞きするのではないでしょうか。 例えば、上司や同僚からのアドバイスや協力があって、自身が企画した事業を立ち上げ軌道に乗ったA君がいたとしましょう。A君がなぜ周りの協力を得られたのでしょうか?①A君の企画が素晴らしかった、②A君の情熱が伝わった、③A君が信頼できる人物だから、・・・

めざすものは、「成果目標」か、「結果目標」か

我々企業が事業で目指すものは、「成果目標」なのか「結果目標」なのか、どちらでしょう?ここでいう成果とは、企業がお客様に提供する製品でありサービスです。そして結果とは、業績(売上や利益)です。 皆さんは、どちらだと考えますか? 確かに、結果(数字)が無ければ皆さんに給与を支払うこともできませんし、会社を運営することもできませんので、「結果目標」を目指さなければなりません。しかし、その「結果目標」を達

bottom of page